茨城・常陸太田市 年間通し魅力発信 市制70年、合併20年 2024年度、記念事業

周年記念事業について検討する推進本部=常陸太田市役所(市提供)

2024年度に市制施行70周年と合併20周年を迎える茨城県常陸太田市は、記念事業の準備に乗り出した。庁内に記念事業の意思決定機関となる推進本部を設け、基本方針を定めた。シンボルマークとキャッチフレーズの一般公募を開始。記念の年に市の魅力を市内外に発信し、認知度や好感度の向上を目指す。

同市は1954年7月、県内12番目に市制を施行。2004年12月には1市1町2村が合併し、歴史・伝統と自然が豊かな街とともに、面積が県内で最も大きい市となった。これまでは4市町村合併で「一体感の醸成」を図ってきた。20年を迎えるに当たり、未来志向で、まちの特徴を最大限に生かしながら市民主体のまちづくりを推進する。

市は宮田達夫市長を本部長とする推進本部を6月26日に立ち上げ、基本方針を決めた。7月下旬からシンボルマークとキャッチフレーズを一般に公募。庁内などからは事業の計画原案やアイデアを募る。記念事業の期間は24年4月~25年3月末。年間を通して各種事業を行っていく。

市は多くの市民の参加を通して郷土愛を高めるとともに、定住や交流の地として市内外の関心度も上げる。「節目の年を市民と心を一つにして祝い、歴史や文化を振り返るとともに、飛躍につながる事業を実施していきたい」と意気込む。

シンボルマークとキャッチフレーズの応募期間は9月29日。問い合わせは市政策推進課(電)0294(72)3111。

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