お盆の入り、家族連れが墓参り 山形「寺町」の専称寺

お盆の入りに合わせて墓参りし、手を合わせる家族連れ=山形市緑町3丁目、専称寺

 お盆の入りの13日、厳しい暑さの中、県内の寺院・霊園では多くの家族連れが墓参りし、先祖や故人を供養した。

 山形地方気象台によると、同日の県内は高気圧に覆われ、最高気温は31~35度台を観測。前日は雨で一時的に気温が下がったものの、再び猛暑となった。

 強い日差しの下、山形市中心部の通称「寺町」は朝から車列が続き、渋滞した。緑町3丁目の専称寺には家族連れが続々と訪れ、セミの鳴き声が響く中、墓石を水拭きして花や線香を供えて手を合わせた。同寺で家族6人で墓参りした同市久保田2丁目、茂俣彰さん(73)は「かわいい孫たちが健やかに育つように、そして戦争のない安定した世の中になり、みんなが幸せに暮らせるように祈った」と話した。

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