ロシア追加利上げ インフレ、通貨安抑制

 ロシア中央銀行は15日に臨時の理事会を開き、主要政策金利を3.5%引き上げて12.0%とすることを決めた。中銀は7月にも利上げを行っており、インフレを抑制する狙いとしている。

 14日には外国為替市場でロシアの通貨ルーブルが対ドルで急落し、一時1ドル=100ルーブル台を付けていた。急速な通貨安を防ぐ目的もある。

 ロシア中銀は昨年2月のウクライナ侵攻開始直後に主要政策金利を9.5%から20%に引き上げた。その後は利下げを繰り返していたが、今年7月に利上げに方針転換した。(共同)

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