海南省が香港で人民元建て債券発行

海南省香港地区政協委員連誼会は8月12日、返還26周年と第4期理事就任の式典を開催し、李家超・行政長官がビデオで祝賀スピーチを行った。同日の香港メディアによると、李長官は「李強・首相が今年、海南省を視察した際、経済・社会発展の成果を評価した」と指摘。さらに香港と海南省の関係は緊密化しており、海南省政府が昨年、香港でオフショア人民元地方債を発行した最初の中国本土の省政府となったことを挙げた。債券総額は50億元で、すべて海洋関連のブルー債券と持続的発展債券となっていることから、国際資金を呼び込み国家の持続的発展の一助となる。また李長官は、さまざまな省・市が引き続き香港の専門サービスと資金調達プラットホームを活用することや、オフショア人民元債券市場の活力を増強すると同時に人民元の国際化を促進することに期待を示した。

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