チェルシーで構想外のルカクにトッテナムが接触。ケインの後釜として獲得へ?

写真:クラブでの立場がなくなりつつあるルカク ©Getty Images

トッテナムがロメル・ルカク獲得へ関心を示しており、チェルシーに対しコンタクトを取ったと、イギリス『footballexpress』電子版が報じている。

ルカクは今シーズンからチェルシーの指揮を取るマウリシオ・ポチェッティーノ監督の構想外となっている。チェルシーの公式ホームページにはトップチーム所属の選手として写真こそ掲載されているものの、背番号は与えられておらず退団が既定路線となりつつある。

昨シーズン終了後には、インテルへの完全移籍に向けてチェルシーが交渉を進めるなか、ルカクはチェルシー経営陣やチームメイトからのメッセージを完全に無視。セルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチとの交換トレードで彼を獲得しようと動いているユヴェントスと連絡を取り合っていた。

これにインテル側が激怒。チームキャプテンを務めるFWラウタロ・マルティネスはルカクへの失望を口にし、副会長でありクラブのレジェンドでもあるハビエル・サネッティ氏はイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の取材に対し、「プロとして、一人の人間として、彼には好きなチームへ行く権利がある。しかし、クラブより大きな存在はないし、チームへのリスペクトが欠けている」とコメント。以降、イタリアの両クラブへの移籍の道は絶たれた。

しかし、ここにきてトッテナムが同選手についてチェルシーへ接触を図ったという。トッテナムはこれまで長年にわたってチームを牽引したFWハリー・ケインをバイエルンに放出しており、その穴を埋めるべくチェルシーで構想外になっているルカクの獲得に興味を示しているという。

ルカクはプレミアリーグでの経験も実績も十分にある。一方で、好不調の波やBIG6に対するゴールの少なさなどが指摘されることも事実だ。果たして、ルカクはプレミアリーグでの自身5クラブ目となるトッテナムでプレーすることになるのだろうか。

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