全国高校野球 16日、土浦日大 専大松戸戦 8強へ闘志

1回戦で力投する土浦日大のエース藤本=6日、甲子園球場

全国高校野球選手権大会第10日は16日、3回戦4試合が行われる。茨城県代表の土浦日大は第4試合(午後3時45分開始予定)で専大松戸(千葉)と対戦する。

土浦日大としては初の3回戦に挑む。茨城県勢としては2016年の常総学院以来、7年ぶり9回目の8強入りが懸かる。

名将・木内幸男監督ゆかりの対決としても注目の一戦で、土浦日大・小菅勲監督(56)は木内監督が率いた取手二で正三塁手として戦った1984年夏の甲子園の優勝メンバー。一方の専大松戸・持丸修一監督(75)はかつて竜ケ崎一や藤代などを甲子園に導き、2003年には常総学院の木内監督の後任として監督に就任。春夏通じて3度の甲子園に導いた。

小菅監督は「私立校ながら県立校のように泥くさい野球をしてくる。年上の監督で実績を残されている方。現場ではいろいろな駆け引きがあり、非常に楽しみだ」と語る。また、千葉県松戸市出身の後藤陽人(3年)は「強いチームで知り合いもいる。個人的にも千葉の高校とやるときは2安打以上打てていて、負ける気はしない」と闘志を燃やす。

16日はほかに、創成館(長崎)-沖縄尚学、広陵(広島)-慶応(神奈川)、文星芸大付(栃木)-八戸学院光星(青森)が行われる。

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