熱気、青竜みこし 高畠・青竹ちょうちんまつり開幕

巨大な青竜みこしなどが練り歩いたパレード=高畠町高畠

 高畠町の夏の風物詩「青竹ちょうちんまつり」が15日、町内中心商店街で開幕した。みこしパレードは4年ぶりの開催で、勇壮さと華やかさのコラボレーションが観衆を楽しませた。16日まで。

 パレードには町出身の童話作家浜田広介の「りゅうの目のなみだ」をモチーフにした全長約15メートルの青竜みこしや「高畠ねぷた」など4基が登場。会場に威勢のいい「ワッショイ、ワッショイ」のかけ声が響き渡ると、沿道を埋めた人たちは「すごい」「かっこいい」などと夏の夜の熱気を肌で感じていた。

 まつりは、安久津八幡神社(同町安久津)のみこしが厳島神社(同町高畠)に一夜の宿を借りた際、通りの家々が竹にちょうちんを下げて暗闇を照らしたことが始まりとされる。実行委員会が主催し57回目。16日は、民踊パレード、ビアパーティーなどが繰り広げられる。

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