灯籠ぷかり、夏夜にゆらり 東根・長瀞地区で祭り

約350個の灯籠が幻想的な雰囲気を演出している「長瀞二の堀灯ろう祭り」=東根市長瀞

 お盆の精霊送りにちなんだ「長瀞二の堀灯ろう祭り」が13日夜、東根市長瀞地区で始まり、夏の夜を灯籠の幻想的な明かりで彩った。

 地元住民が約350個の灯籠を手作りし、長瀞城跡の二の堀に浮かべ夕刻に明かりをともした。人気アニメ「推しの子」のキャラクターや、同市長瀞小の6年生が手がけた俳句とイラストなど、個性豊かな作品が水面(みなも)に浮かび、訪れた人たちは柔らかな明かりに見入っていた。同小6年の寒河江琉伯斗(るいと)君(11)は「灯籠の明かりを見ていると落ち着く」と話していた。

 長瀞地区地域振興協議会(吉田茂会長)が15日まで開催する。点灯時間は午後6時半ごろ~10時ごろ。15日午後7時からは会場近くの長瀞公民館で盆踊り大会を開く。

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