滞るサマルジッチのインテル移籍がまもなく決着… 選手本人はミラノ行きを希望

[写真:Getty Images]

ウディネーゼのセルビア代表MFラザール・サマルジッチ(21)のインテル移籍が難航しているが、事態は終結へ向かうようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じている。

今夏の移籍市場において、イタリア国内の複数ビッグクラブから注目されていた若手有望株のサマルジッチ。そんな中で、インテルが契約合意まで漕ぎつけ、メディカルチェックも経て、正式発表も近いとみられていた。

しかし、この段階でサマルジッチの代理人と父親がインテル側と改めて交渉を行い、金銭面の条件変更を要求。取引は膠着状態に陥り、ミラノに到着していたサマルジッチはウディネへと戻っていた。

インテルはこのサマルジッチ側の振る舞いを非常に腹立たしく思っているようで、合意済みの条件が受け入れられない場合は交渉を打ち切ることも検討しているとのこと。一方、ウディネーゼで別メニューのトレーニングを行っているサマルジッチは再びミラノへ向かうことを望み、16日中に決着見込みのようだ。

インテルのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるピエロ・アウシリオ氏は獲得が間近とみられるボローニャのオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(34)と15日の夜遅くに夕食を共にしたようで、その際にサマルジッチの状況についても言及。『スカイ・スポーツ』にこのように語っている。

「サマルジッチについてはすでに全て話している。(事態の)建て直しはとても信頼できるものだ。我々はウディネーゼと合意に達したが、サマルジッチ側には多くの変更があった」

ブラジル代表MFルーカス・パケタ(25)に移籍の噂があるウェストハムからも目をつけられている様子のサマルジッチだが、本人が希望しているインテル移籍を完了させることはできるのだろうか。

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