「この6年間の貢献を忘れない」 退団ネイマールにPSG会長が惜別の言葉

[写真:Getty Images]

パリ・サンジェルマン(PSG)の会長であるナセル・アル・ケライフィ氏が、移籍が決まったブラジル代表FWネイマーに感謝した。クラブ公式サイトが伝えている。

2017年夏に、バルセロナから史上最高額となる2億2200万ユーロ(約352億円)の移籍金でPSGへ加入したネイマール。在籍6シーズンで5度のリーグ・アン優勝を含む13個のトロフィー獲得に貢献してきたが、クラブの悲願だったチャンピオンズリーグ(CL)優勝には手が届かずにいた。

一方で、事あるごとにバルセロナ復帰を希望するなど、ネイマール自身の振る舞いもありファンとの関係は次第に悪化。昨シーズンは負傷もあり中々パフォーマンスが上がらずにいるとウルトラスは不満を爆発させ、今年5月には自宅前で退団を要求される事態にも発展した。

そんな中、今夏の移籍市場でアル・ヒラルが総額1億ユーロ(約158億7000万円)程度の移籍金をPSGに提示。退団を熱望していたネイマールはオファーを快諾し、15日に移籍が正式発表された。

一部ファンとは喧嘩別れの形になってしまったネイマールだが、アル・ケライフィ会長は感謝を表明。クラブのレジェンドだとこれまでの貢献を称えつつ、ネイマールの今後の成功を祈った。

「ネイマールは世界最高の選手の1人だ。彼のような素晴らしい選手に別れを告げるのは、いつだって難しい。彼がPSGにやってきた日のこと、そしてこの6年間、彼が我々のクラブやプロジェクトに貢献してくれたことを、私は決して忘れないだろう」

「我々はここで素晴らしい瞬間を過ごしてきた。ネイマールは常に、我々の歴史の大きな部分を占めるはずだ。ネイマールと彼の家族には感謝したい。彼の未来と、次なる冒険の成功を祈っている」

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