【突風】カメラが捉えた 静岡市駿河区で発生 気象庁「竜巻と認められる」 と発表

8月15日、静岡市駿河区で竜巻を含む複数の突風が相次いで発生しました。なぜ突風は発生したのでしょうか。

こちらは15日午前11時ごろ、Daiichi‐TVの情報カメラがとらえた映像。静岡市駿河区のゴルフ練習場を竜巻とみられる突風が横切り、ネットが舞いあがる様子が分かります。

突風は静岡市駿河区の安倍川や住宅街で相次いで発生し15日、気象庁の機動調査班は一部は「竜巻」と確認したことを明らかにしました。

静岡市によりますと、車が横転して運転していた50代の男性が軽いけがをしたほか、屋根が飛ばされたりマンションの外壁がはがれるなど27件の被害が確認されました。

突風の映像を確認するため16日、静岡地方気象台の担当者がDaiichi‐TV本社を訪れました。

(気象台の担当者)

「これですね、すごい」

情報カメラがとらえたゴルフ練習場を襲った突風の映像については「竜巻」の可能性が高いとの見解を示しました。

(静岡地方気象台 河合俊明 防災気象官)

「渦が巻いているところと撮影時間がしっかり撮られているのが(現象の)特定には有効な資料だと思っている。映像を見た限りではおそらく“竜巻”だと思うが、最終的に報告するすので、それを待ってほしい」

突風の映像は多くの人が撮影しSNSにアップしていますが「竜巻」と判断するために重要なこととは?

(静岡地方気象台 河合俊明 防災気象官)

「SNSの映像の場合は割と映像のアップが多く、撮影時間がわからない。本当にそこで発生しているか確証がない。静岡第一テレビの映像の場合は社屋の位置やゴルフ練習場の位置がわかり、渦が動いている方向がわかるので非常に有効な映像だと思う」

その後、気象庁は安倍川河口付近で発生した突風と静岡市駿河区で発生した突風は「竜巻と認められる」と発表しました。このうち、駿河区のゴルフ練習場などで確認された竜巻の風速は、約40メートル(m/s)と推定されるということです。

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