【竜巻】静岡県で相次ぐ突風 なぜ起きた? 身を守る方法は?専門家に聞く

8月15日に静岡市駿河区で発生した突風について、気象学が専門の常葉大学の山根悠介准教授は「典型的な竜巻」と話します。

(常葉大学教育学部 山根悠介 准教授)

「積乱雲があったと思われる空が黒く厚く垂れ込めていて、漏斗雲が出ていたので、これは竜巻」

静岡県内では7月、掛川市や菊川市などでも突風が発生しました。突風が相次ぐ理由について、山根准教授は「静岡県の地形の特徴が影響している」とみています。

(常葉大学教育学部 山根悠介 准教授)

「静岡県西部の遠州灘の平野部を中心に、竜巻が全国的にも多い。海に面していて平野部が多い。遮るものがなく竜巻が発生しやすい条件がある。台風7号のように南からの風がダイレクトに入ってくるので、大気が不安定な状態になりやすく、地形的にも(竜巻が)起きやすい」

県内は大気の不安定な状態が続く見込みですが、もし竜巻に遭遇した場合、どう身を守ればいいのでしょうか。

(常葉大学教育学部 山根悠介 准教授)

「竜巻を伴う積乱雲は発達していて、非常に厚い雲で急に空が黒くなる、急に空が暗くなったという空の変化、風の変化が異常と思ったら、雨戸を閉める。家の中にいた場合は、部屋の真ん中に、可能なら窓がない狭い部屋に移動。よくバスタブの中がいいと言うが、そういった対策をしてもらう、外にいたらなるべく頑丈な建物に移動、近くに建物がなければ、くぼんだ所へ、それもなければ姿勢を低くして、頭を守れば被害の軽減につながる」

© 株式会社静岡第一テレビ