日本サッカー協会(JFA)のなでしこジャパン用X(旧:ツイッター)は16日、GK山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)からのショートメッセージを公開した。
なでしこジャパンは9大会連続9度目の出場となったオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で、ザンビア女子代表、コスタリカ女子代表、スペイン女子代表とのグループステージを3戦全勝で首位通過。特にスペイン戦での快勝は世界に衝撃を与えた。
ラウンド16ではノルウェー女子代表を退け、2大会ぶり3度目のベスト8入りを果たす。だが、11日の準々決勝ではスウェーデン女子代表に敗れ、敗退。試合ごとに注目度の高まっていったなでしこジャパンだったが、道半ばで大会を去ることとなった。
前回フランス大会を終えた後に環境を変え、個人としても成長を続けてきた山下。WEリーグ初年度はリーグMVPにも輝いた守護神は、今大会でも不動のGKとして全5試合に出場した。
日本からも応援の声はもちろん、劣勢を跳ね返そうとするなでしこの背中を押したイーデン・パークの雰囲気には感銘を受けたと語り、チームのさらなる成長を誓った。
「現地にいると、日本がどれだけ盛り上がっているのかはわからなかったんですけど、それでもSNSだったり応援してくださる言葉を聞いたりして、自分はすごく心強かったです。自分はこう見えて会場に入る前のホテルとかはナーバスになっちゃう時もあるんですけど、その中でそういう声はとても助かりました」
「もちろんスタジアムに来てくださった方の日本コールは、特にスウェーデン戦は本当に自分は一生忘れられない思い出になりました。後半のようなプレーが、(会場に)実際に来た4万人の方が日本を応援しようと心が動いた証拠だと思うので、チームとしてはもっと高みを目指して、この大会・この結果が最低ラインになるようにしたいと思います」
