しなやかな指先、観客を魅了 ユネスコ無形遺産の盆踊り、秋田

秋田県羽後町で始まった「西馬音内の盆踊」=16日夜

 日本三大盆踊りの一つで、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の「西馬音内の盆踊」が16日、秋田県羽後町で始まった。かがり火がたかれ幻想的な雰囲気の中、踊り手はおはやしに合わせてしなやかな指先や足運びで観客を魅了した。ユネスコ無形文化遺産に登録後、初めての開催。18日まで。

 西馬音内の盆踊は700年以上の歴史があるとされ、編みがさや黒い頭巾で顔を隠した踊り手が特徴。

 西馬音内の盆踊を含む民俗芸能「風流踊」は昨年11月、無形文化遺産への登録が決まった。2020年以降は新型コロナウイルスの感染拡大により、中止や制限付きの開催が続いてきたが、今年は4年ぶりの通常開催となった。

© 一般社団法人共同通信社