米7月住宅着工3.9%増 中古物件不足で2カ月ぶり

 【ワシントン共同】米商務省が16日発表した7月の住宅着工件数(速報、季節調整済み)は年率換算で前月(改定後)より3.9%増の145万2千戸と、2カ月ぶりに増えた。事前の市場予想の144万8千戸を上回った。主力の一戸建てが98万3千戸と6.7%伸びたのがけん引した。

 住宅業界関係者によると、中古住宅の供給が不足しているのを背景に、新築住宅を建てる動きが強まっているのが増加要因となった。全体の前年同月比は5.9%増えた。

 地域別では前月より1.3%減った最大市場の南部を除く3地域が増加。西部が14.0%、中西部が9.9%、北東部が1.0%それぞれ伸びた。

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