【ベトナム】タインコンの北部工場、24年内の完成指示[車両]

ベトナム北部クアンニン省共産党委員会は14日、複合企業タインコン・グループが省内で建設を進める自動車工場について迅速に完成させ、2024年内に生産を開始するよう求めた。同工場はチェコの自動車大手シュコダ・オートの東南アジア初の生産拠点となる。タインニエン電子版が15日伝えた。

省党委員会は14日の会議で、省人民委に対して、9月までに自動車工場と工場が立地するベトフン工業団地に関連した政策方針を見直し、関連機関に行政手続きの迅速化を指示するよう要請。自動車工場の生産・出荷を24年12月までに開始するよう求めた。

タインコンの自動車部門TCモーターとシュコダは23年2月下旬に工場建設を開始し、25年の稼働を目指すとしていた。

工場の年産能力は12万台で、投資額は8兆6,790億ドン(約3億6,200万米ドル、526億円)。

タインコンは同工業団地内の面積340ヘクタールで、自動車裾野産業コンプレックスも建設している。コンプレックスの着工は20年9月で、25年3月までの稼働を目指している。

ベトフン工場は自動車部品や電子部品などを扱うハイテク産業の集積地となる見込みで、入居率は49%となっている。

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