宇都宮で「にほんごカフェ」 言語の壁超え交流深める

会話をしながら謎解きゲームを楽しむ参加者たち

 【宇都宮】日本人と外国人が簡単な日本語を使って交流する「にほんごカフェ」がこのほど、大通り1丁目の損保ジャパン宇都宮ビルで開かれた。日本人や中国、マレーシア、ネパール、イラン出身の留学生ら約30人が参加した。

 多文化共生をテーマに、イベント開催やコミュニティーラジオ放送に取り組むボランティア団体「TABUWATA」が主催。イベントは高校生チームが企画、運営した。

 冒頭、外国人にも分かりやすいよう用語を言い換える「やさしい日本語」で会話するこつを紹介した。参加者たちは6つのチームに分かれて謎解きゲームなどに挑戦。身ぶり手ぶりを交えた日本語で積極的にやりとりし、問題に正解すると声を出して喜んでいた。

 宇都宮女子高3年栗又美紘(くりまたみひろ)さん(18)は「日本語の得意、不得意は関係なく、日本人と外国人がゲームで盛り上がっているのを間近で見られて、とてもうれしかった」と話した。

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