名古屋市民のソウルフード!わざわざ訪れて食べる価値のある「味噌煮込みうどん」

1974年創業の味噌煮込みうどんの名店

名古屋市営地下鉄鶴舞線の川名駅から歩いて10分ほどの閑静な住宅街近くの幹線道路沿いに店を構える『まことや』。

名古屋市民のソウルフードと言える「味噌煮込みうどん」が名物の名古屋市昭和区で40年以上続くお店です。

八丁味噌のよき香りが漂う店内は歴史を重ねた和風な趣ある雰囲気で、席はテーブル席と小上がり席があります。

メニューはうどんに味噌煮込みうどん、ご飯にえび、かしわ、玉子、ネギなどの各種トッピングと非常にシンプルです。

グツグツという音や湯気から香る味噌の香りが食欲をそそる「味噌煮込みうどん 親子(玉子・かしわ)」は、土鍋で煮込まれ熱々・湯気濛々で提供!なお、こちらのお店では土鍋の蓋は無く取り皿がついてきます。

「味噌煮込みうどん」は家庭料理でしたが、明治時代には一宮市の飲食店で提供されていたとされます。ちなみに、太くて固い麺を1人前用の土鍋で煮る現在のスタイルは、名古屋・大須にあった『山本屋』が大正期に開発したと言われています。

つゆは名古屋のうどん屋を裏で支える『帝国醸造』の豆味噌ベースの特製味噌、上質のみりん、鹿児島枕崎産かつお節、沼津産むろあじ節、土佐産宗田かつお節の3種を独自配合した出汁に、椎茸などを合わせています。

見るからに濃厚な色味のつゆはとても香り高く、適度な苦味や酸味も相まったとても奥深い印象。みりんの甘さや濃いめのダシが豆味噌の甘辛さを包み込んでいるため後味すっきりで、最後まで飲み干せる飽きのこない味わいです。

特徴的な形状の麺は真水のみで打つ伝統技法の手打ち麺!作り置きを一切せず、注文を受けてから煮込む直前に麺を切るそうです。

麺はしっかりコシがありモッチモチ!手打ち麺ならではの捻れや不揃感が絶妙につゆに絡み、食べ進めるほどに小麦の甘みが広がりなんとも言えない食感の変化を楽しむことができます。

具は皮付きの鶏肉、沖縄産の本にがりを使用した揚げ、青々としたネギ、存在感抜群の生卵など、1つ1つにこだわりが詰まっています。

ゴロゴロ入った鶏肉はプリプリの柔らか食感、生卵はしばらくするといい感じの半熟に仕上がっていきます。

生卵を崩していただけば、味噌のマイルド感が強まり昔ながらの素朴な味噌煮込みうどんの魅力をさらに感じることができます。

地元民が通い続ける名古屋を代表する味噌煮込みうどん!名古屋に訪れた際は一度ご賞味あれ!

まことや

〒466-0842 愛知県名古屋市昭和区檀溪通4丁目4−14

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*この記事は2023年7月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ニッポンごはん旅・編集長

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