化石レプリカ作ったよ 富山市大山地域で夏休み恐竜探検隊

粘土の型に石こうを流し込み、化石のレプリカを作る親子=大山総合体育センター

 富山市科学博物館は16日、恐竜や化石について学ぶイベント「夏休み恐竜探検隊」を同市花崎(大山)の大山総合体育センターなどで開き、参加者が太古のロマンに思いをはせた。

 同市大山地域に化石群があることを知ってもらい、自然科学への関心を高めようと毎年開いている。

 この日は県内の親子18人が参加。八尾高校で理科を教える横井肇教諭が、クイズを交えて恐竜や化石について解説した。参加者は化石のレプリカ作りに挑戦し、アンモナイトの型を押し当てた粘土にカラフルな石こうを流した。

 同市熊野小学校4年の大岩和輝君は「たくさんのことを学ぶことができ、恐竜がもっと好きになった」と笑顔を見せた。

 一行はバスで同地域にある化石採集地を訪れ、足跡化石を観察したり、発掘作業を体験したりした。

化石のレプリカなどを見る子どもたち
恐竜や化石について説明する横井教諭(左)

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