16日の青森県内は高気圧に覆われて気温が上昇。青森で今年最高の36.3度を記録するなど、23観測地点のうち14地点で最高気温が30度以上の真夏日となった。
青森地方気象台によると、高気圧に加え、日本海を北上した台風7号の影響で南から暖かい空気が流れ込んだため、特に津軽地方で気温が高くなった。主な各地の最高気温は弘前36.2度、五所川原35.6度、黒石と深浦34.9度、三戸34.4度など。
今月10日以来の猛暑日となり、今年一番の暑さを記録した青森市の中心街では、市民らが日傘を差したり日陰に移動したりして直射日光を避け、タオルなどで汗を拭きながら歩いた。市内などに帰省中の18歳と19歳の女子大生は「黙っているだけで汗が出る。涼しい所でランチをしたい」と携帯扇風機で首下の暑さをしのいでいた。
各消防本部によると、16日夕方時点で青森、弘前、八戸管内でそれぞれ1人が熱中症の疑いで救急搬送された。
同気象台によると、県内は17日も気温が上がる見込み。予想最高気温は青森と弘前35度、八戸34度など。環境省と気象庁は、県内に「熱中症警戒アラート」を発表し、外出をなるべく避けるよう呼びかけている。
