【灯ろう流し】水害で亡くなった子どもの冥福祈り…水面に浮かべられた200個の灯ろう(静岡・松崎町)

静岡・松崎町で、お盆の最終日に当たる16日、町内を流れる那賀川で灯ろう流しが行われました。

16日夜に行われた灯ろう流しは、水害で亡くなった子どもの霊を供養したことが由来とされ、松崎町では昭和30年ごろから行われています。住民たちは、想いを込めた灯ろうを持ち寄り、約200個が集まりました。

住職の読経が流れるなか、町の職員が川に入り、住民が持ち寄った灯ろうに蠟燭の火を灯し、次々に流していきました。水面に浮かべられた灯ろうは、柔らかな光を放ちながら河口に向かってゆっくりと流れ、川沿いや周辺の橋では、流れていく灯ろうを見守りながら、亡き人たちの冥福を祈る姿が見られました。

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