富山西IC-富山ICが16%増、アルペンルートは13%増 富山県内お盆期間の利用状況

 富山県内の道路管理者は17日、お盆期間(9~16日)の交通状況を発表した。国道、高速道路ともに2022年同期より交通量の増加が目立った。

 国土交通省富山河川国道事務所によると、県内の国道9カ所の1日当たりの平均交通量は1万7500台で、22年同期から2%増えた。新型コロナウイルス感染拡大前の19年同期と比べると8%減だった。

 中日本高速道路は、県内を通る高速道路3区間の1日当たりの交通量を公表。北陸自動車道の小矢部IC(インターチェンジ)-小矢部砺波JCT(ジャンクション)間が3万8900台で22年同期比15%増、富山西IC-富山IC間は3万6900台で同16%増だった。いずれも19年同期比では15%減だった。

 東海北陸自動車道の白川郷IC-五箇山IC間は1万1300台で22年同期比19%減だった。同年は福井県内の北陸道が大雨で通行止めになり、代替路としての利用が増えた。

 観光客も増加した。立山黒部貫光によると、10~16日の立山黒部アルペンルートへの入り込み客数(速報値)は22年同期比13%増の3万7300人。富山側からの利用客は同19%増の1万3700人、長野側からは同10%増の2万3600人だった。大都市圏からの客数が好調で、海外客も個人客を中心に回復傾向にあるという。

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