本番へ向け、公式練習 あす19日、サマージャンプ山形蔵王大会

公式練習で調整する選手=山形市・アリオンテック蔵王シャンツェ

 ノルディックスキーのサマージャンプ山形蔵王大会は18日、山形市のアリオンテック蔵王シャンツェ(蔵王ジャンプ台)で競技前日の公式練習が行われた。雷雨のため2回目途中で中断となったが、国内トップクラスの選手たちは、入念に飛躍の感触を確かめた。

 2年目となる今回は男子の成年と少年に78人、女子に29人がエントリーした。県勢8選手のうち男子成年の内藤智文(県スポーツ協会)は95.5メートルのK点超えジャンプを披露。「悪くない。本番も集中して臨み、いい飛躍ができればいい」と力を込めた。

 北京冬季五輪金メダリストの小林陵侑(チームROY)は97メートルを飛び「昨年記録したヒルレコード(108.5メートル)を更新したい」と笑顔を見せた。祖父母が本県出身などゆかりがある高梨沙羅(クラレ)は女子トップの90メートルで、「山形のファンに楽しんでもらえるパフォーマンスを見せる」と意気込んだ。

 19日はオープニングセレモニーに続き、午後3時から試技、同4時25分から競技を行う。

© 株式会社山形新聞社