面白さとスリルを味わいたくて…早朝の橋上から関越道にペットボトル、トラック破損 容疑の35歳男を逮捕

橋上からペットボトル、走行車破損 容疑の男を逮捕=埼玉県三芳町

 関越自動車道と立体交差する町道の橋から落下してきたペットボトルが衝突し、関越道を走行中のトラックの窓ガラスが破損した事件で、埼玉県警東入間署は17日、高速における危険を生じさせたとして、高速自動車国道法違反容疑で、三芳町藤久保、パートの男(35)を逮捕した。

 逮捕容疑は、今月15日午前5時25分ごろ、三芳町上富の関越自動車道と立体交差する町道の「東草橋」からペットボトル(500ミリリットル)1本を投げ入れ、約6メートル下の関越道下り車線を走行中の越谷市、会社員男性(43)のトラックのフロントガラスを損壊し、危険を生じさせた疑い。

 同署によると、男性の通報を受け、現場を捜索したところ、回収したペットボトルには液体と布片が入っていた。7月13日午前5時過ぎごろ、同所の関越道下り車線を走行中のトラックの男性から「交差する橋から瓶のようなものを投げている人がいる」と110番があった。

 17日午前5時20分ごろ、周辺の防犯カメラに写っていた自転車に乗った男が同橋を通過するのを発見。布片の入ったペットボトルを所持していたため、捜査員らが追及したところ、犯行を自供した。

 男は同時刻ごろ、勤務する物流倉庫に出勤するため、自転車で現場を通っていた。調べに対して「面白さとスリルを味わいたくてやった」と動機を供述しているという。

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