ペップがチェルシーの補強に皮肉。「我々がやったら死んでしまう」

写真:大金を費やすチェルシーにグアルディオラがチクリ ©Getty Images

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、チェルシーの補強策に対して皮肉を述べた。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

2022年5月にトッド・ベーリーがオーナーに就任して以降、チェルシーは補強に8億5730万ポンド(約1587億4740万円)以上を費やしているという。今夏の移籍市場でも8人の選手を獲得するのに約3億2300万ポンド(約598億1030万円)を費やしている。これはヨーロッパのどのクラブよりも多く、2019年にレアル・マドリードが使った2億9200万ポンド(約540億2980万円)をも上回っている。

記者会見でこの件について問われたグアルディオラ監督は「もしチェルシーと同じことを我々がやったら、我々は死んでしまう」と語り、次のように続けた。

「チェルシーは我々よりも楽だろう。批判しているわけではない。彼らはやりたいようにやればいい。しかし、我々が同じことをやれば、想像を絶する厳しい監視下に置かれることになるはずだ。チェルシーが過去2回の夏の移籍市場で費やした金額を我々が使っていたら、今、私はここには座っていないだろう。あなたたち(メディア)が私のことを殺すのではないかね」

実際、マンチェスター・シティは2008年にシェイク・マンスール氏がオーナーに就任して以降、クラブの支出は精査されており、プレミアリーグから合計115件もの財務規則違反で告発されている。グアルディオラ監督は、自分たちは適正価格でしか取引をしていないと主張している。

「私たちは適正だと信じている金額を支払うという、これまでやってきたことをやり続けるつもりだ。私はハリー・マグワイアが欲しかったが、金額の面で合意できなかった。マルク・ククレジャやアレクシス・サンチェスも欲しかったが、法外な金額は支払わなかった。私たちは適正な金額を支払って補強したい。そうでなければアカデミーに頼ればいいのだ」

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