愛と冒険の物語、夏休みの子どもたちくぎ付け 佐野で東京バレエ団が公演

子どもたちを魅了した東京バレエ団のステージ=18日午後、佐野市文化会館大ホール

 東京バレエ団による「子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』佐野公演」(日本バレエ団連盟など主催、下野新聞社など共催)が18日、佐野市文化会館大ホールで行われ、夏休み中の子どもたちなど約880人が本格的なバレエを鑑賞した。

 「ドン・キホーテの夢」は、スペインを舞台に繰り広げられる愛と冒険の物語。バレエ公演を誰でも十分楽しめるようにと、登場人物が解説しながら上演するなど、バレエの魅力をより分かりやすく、身近に感じられる内容に仕立てた。

 那須塩原市から母親と訪れた矢板東高付属中1年二ノ宮仁子(にのみやにこ)さん(12)は「自分もバレエをやっており、ダンスはもちろん表情や音楽にも注目したい。早く見たい」と、開場を前に声を弾ませていた。

 ステージ上で繰り広げられた華麗で優雅、軽快なダンスに、子どもたちの目はくぎ付けとなっていた。フィナーレでは観客から大きな拍手が巻き起こった。

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