盛岡市のカントリー不動産(里裕一社長)は同市中央通に、犬と一緒に仕事ができるコワーキングスペース(共有オフィス)「morinoba(モリノバ)」を整備している。10月18日にオープン予定。新しい働き方を提案し、ペットと共に暮らしやすいまちづくりにつなげていく。
「いつも一緒に、わんこと仕事」をコンセプトに掲げ、飼い主が愛犬の様子を心配せずに働ける。犬を飼っていない人も癒やされ、新たな交流を広げる場として、幅広い利用を見込む。
場所は同社が改修を手がける空きビルの2階。約100平方メートルに八つの個室とシェアスペースを設け、最大18人が利用可能。木の温かみを感じる内装とし、壁や床には傷や汚れが付きにくい素材を使用する。
工事費用に充てるため、200万円を目標に31日までクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。里社長は「ペットと共に生きるまちを目指しており、多くの人に力を貸してもらいたい」と訴える。