ロシア軍ミサイル攻撃、7人死亡 両軍死者、計19万人と報道

ウクライナ北部チェルニヒウで、ロシア軍のミサイル攻撃で死亡した地元住民の遺体近くに座り込む男性ら=19日(ウクライナ国家警察提供・ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ北部チェルニヒウ中心部に19日朝、ロシア軍のミサイル攻撃があり、ウクライナ当局によると6歳の女児ら7人が死亡し、100人以上が負傷した。ゼレンスキー大統領は通信アプリに現場の様子を写した動画を投稿し「いつもと変わらない土曜日が、苦痛と喪失の1日となった」とロシアを激しく非難した。

 米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は18日、ウクライナによるロシアへの反転攻勢が続く中、両軍の死傷者が計50万人に迫ったと報じた。複数の米当局者の推計として伝えた。死者はロシアが約12万人、ウクライナが約7万人に上り、合計で約19万人。負傷者はロシア17万~18万人、ウクライナ10万~12万人と見積もった。

 ウクライナは6月上旬に反転攻勢を始めたが、防御を固めたロシアに苦戦している。

 ロシア国防省は19日、北西部ノブゴロド州の軍用飛行場にウクライナの無人機攻撃があり、駐機場で火災が発生、航空機1機が損傷したと発表した。既に鎮火され、死傷者はいないとしている。

© 一般社団法人共同通信社