夏惜しむ踊りの輪/黒石よされ 「廻り踊り」で閉幕

廻り踊りを楽しむ参加者たち=19日夜、黒石市

 黒石よされは最終日の19日夜、青森県黒石市の駅前広場で「廻(まわ)り踊り」を行い閉幕した。子どもからお年寄りまで参加者がやぐらを中心に踊りの輪を広げ、過ぎゆく夏を惜しんだ。

 廻り踊りは18日に続き2日目。午後7時からスタートし、「黒石よされ」「黒石甚句」などの生演奏や歌に合わせ、市民らが思い思いに踊りを楽しんだ。

 市内にある温湯温泉の帰りに立ち寄り、踊りを見守った青森市の会社員奈良平(ならひら)努さん(41)、智子さん(38)夫妻は「ポスターを見かけて来てみた。転勤族なので、ここ(青森)にいるうちは青森県を精いっぱい楽しみたい。来年はよされも一緒に踊りたい」と笑顔を見せていた。

 黒石観光協会によると、今年の黒石よされの観客数は3万5300人だった。

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