8月19日、プレミアリーグ第2節のリヴァプール vs ボーンマスの試合がアンフィールドで行われた。
リヴァプールはフィルジル・ファン・ダイクやモハメド・サラーに加え、今夏、加入したアレクシス・マクアリスターやドミニク・ソボスライらが先発入り。前日に加入が決定したばかりの遠藤航はベンチスタートとなった。一方のボーンマスは、第1節と同じ4-2-3-1の布陣で強豪との対戦に挑んだ。
立ち上がりからハイプレスをかけるリヴァプールだったが、ボーンマスは51秒、自陣からマルコス・セネシがロングフィードを送ると、リヴァプールの守備陣とGKアリソンの連携ミスでボールがこぼれ、ジェイドン・アントニーが押し込む。早々に先制かと思われたが、オフサイドの判定で惜しくもノーゴールの判定に。
しかし3分、ボーンマスは前からプレッシャーをかけて高い位置でボールを奪うと、ドミニク・ソランキがドリブルを仕掛け、相手にブロックされたこぼれ球にアントワーヌ・セメンヨが反応。低弾道のミドルシュートを突き刺し、先制に成功する。
その後はボールを保持して攻めようとするリヴァプールに対し、ボーンマスは素早いチェックでのボール奪取からカウンターを仕掛けてゴールへと迫る展開となる。18分から19分にかけてはようやくリヴァプールが押し込む場面が続き、ルイス・ディアスやソボスライ、コーディ・ガクポらが立て続けにシュートを放ったが、いずれも決定機には至らず。
それでも27分、右からのアーリークロスをディオゴ・ジョタがゴールエリア付近で受け、深い位置まで運んで折り返すと、これを受けたルイス・ディアスがトラップでボールを浮かせてからのボレーシュートを決めてリヴァプールが同点に追いつく。
さらに35分、右サイドでボールを受けたソボスライがボールを晒しながらペナルティーエリア内に侵入して切り返したところ、ジョー・ロスウェルに足をかけられて倒され、PKの判定に。サラーのキックはGKネトが好反応でブロックしたが、こぼれ球をサラーが自ら押し込み、36分にリヴァプールが逆転に成功。2-1で前半を折り返す。
後半の立ち上がりは両チームが縦に速い攻撃からチャンスを作るが、フィニッシュの精度を欠きゴールを脅かすことはできない。その後はホームのリヴァプールが押し込む展開となったが、58分にマクアリスターがルーズボールの競り合いでライアン・クリスティに足裏を見せたタックルを見舞い、一発退場となる。
ユルゲン・クロップ監督はすかさず動き、遠藤を呼んで指示を与える。その間の62分、FKの流れから大きなサイドチェンジをトレント・アレクサンダー・アーノルドワンタッチで落とし、ソボスライがミドルシュート。GKが弾いたところにジョタが詰めて押し込み、リヴァプールがリードを広げる。その直後に遠藤が投入され、プレミアリーグデビューを飾った。
ボーンマスも新戦力のジャスティン・クライファートらを投入して反撃に打って出るが、リヴァプールの堅実な守備をなかなか崩せない。84分にクライファート、90+4分には途中出場のハメド・トラオレが決定的なシュートを放つが、いずれもアリソンのスーパーセーブに阻まれる。2点差のままスコアは動かず、リヴァプールが3-1で今シーズン初勝利を挙げた。
次節、リヴァプールはアウェーでニューカッスルと、ボーンマスはホームでトッテナムと対戦する。
◉試合結果
リヴァプール3-1 ボーンマス
0-1 3分 アントワーヌ・セメンヨ(ボーンマス)
1-1 27分 ルイス・ディアス(リヴァプール)
2-1 36分 モハメド・サラー(リヴァプール)
3-1 62分 ディオゴ・ジョタ(リヴァプール)