小学生が100キロ「徒歩の旅」 児童38人、芳賀地区1市4町巡る

三度笠をかぶって歩く子どもたち

 【真岡】小学生が100キロを歩く夏休み恒例の「第17回はが路100km徒歩の旅」(同実行委員会主催)が18~20の3日間、芳賀地区1市4町で行われている。新型コロナウイルスの影響で中止が続いたため、開催は4年ぶり。

 子どもたちが自ら課題を見つけて学び、考え、解決する「生きる力」を身に付け、次世代のリーダーを育成しようと2003年に始まった。例年は4泊5日の日程で100キロを歩くが、今年は2泊3日で60キロを歩き、残る40キロは各家族で歩いてもらうことにした。

 今回は芳賀地区の小学4~6年生38人と学生らのボランティア21人が参加した。初日の18日は益子町の陶芸メッセ益子を出発した後、休憩を挟みながら、大内中までの約19キロを歩いた。

 休憩場所の芳賀地区エコステーションで取材に応じた益子西小5年高松(たかまつ)まどかさん(10)は「親と近所や山を歩いて練習してきた。途中で帰りたくなったけど、皆から声をかけてもらって元気が出た」とはにかんだ。

 一行は19日は芳賀町を経由して市貝町に、最終日の20日に茂木町の茂木小でゴールする予定。

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