韓国人Youtuber、人種差別被害…「恥ずべき行為。少数のバカ」とデンマークのミッテュランが非難声明

ブロンビーに移籍した鈴木唯人がプレーすることになったデンマーク1部リーグ。

昨年末のワールドカップでイケメンと話題になった韓国代表FWチョ・ギュソンも今年からデンマークのFCミッテュランでプレーしている。

そのチョ・ギュソンを応援しようとデンマークにやってきた韓国人Youtuberが現地で人種差別的な扱いを受ける動画が話題になっている。

【動画】韓国人Youtuberがデンマークで人種差別された映像

映像では、ミッテュランのユニフォームを着た韓国人の周りにいる現地のサポーターが中指を突き立てたり、目を細めるなどの差別的な行動をしている。

Youtubeのチャンネル登録者数が11万人以上いるBuona Seba氏の配信中に起きた出来事のようだ。

Buona Seba氏はナポリファンとして知られているが、欧州各地の韓国人選手の応援に駆け付けている。

昨年にはファン・ウィジョが当時所属していたオリンピアコスの試合を訪れるも、ファンに暴行され携帯電話を奪われる事件に遭遇した(その後、オリンピアコスは暴力を非難する声明を発表)。

デンマーク紙『Tipsbladet』によれば、ミッテュランは今回の差別騒動を強く非難したという。

同紙では、「ファンの間で恥ずべき事件が起きた。韓国人ファンが人種差別的なジェスチャーをされる動画がSNSで拡散」と伝えている。ミッテュランはこのような声明を出したとのこと。

「何よりもまず、我々はこのような個人の振る舞いをとても悲しく思う。

彼らはミッテュランや我々の人々の扱い方を表してはいない。

これは我々の社会にそぐわない恥ずべきで、非難されるべき行為だ。

サッカーは人々をつなぐものであり、その逆ではない。

我がスタジアムを訪れるゲストの大半は、デンマークのホスピタリティを見せる。

残念ながら、こいういうルールを破る少数のバカな観客もいる。

こういう観客は処理されており、彼らはその夜に韓国人ゲストに対して個人的に謝罪した。

我々は世界中から選手がやってくるファミリークラブであり、我々もファンもチョが我がクラブを選んでくれたことや韓国からファンが来てくれることを嬉しく思っている。

我々はこれまでにもホームスタジアムにやってくる様々なグループやゲストについての問題に対処してきた。

全ての来訪者にいい経験をしてもらう責任を共有しているし、そこにさらに投資していく。

このビデオにあるような愚かな振る舞いを根絶するために理解と熱意を持つ。

残念ながら、バカな人間はどこにでもいるので、今後はこういうことが起きないと保証することはできない。だが、出来ることは全てやるつもりだ」

なお、Buona Seba氏がYoutubeに投稿した映像を見ると、デンマークの現地ファンたちとポジティブな交流もしている。

K-POPの影響で韓国語を話せるという現地の女性ファンもいたようだ、

現地21日にはミッテュランのホームでブロンビーとの対戦が行われる。

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