緑十字機の不時着を語り継ぎ、平和について考える会が8月20日、静岡県磐田市で開かれました。
緑十字機とは1945年、終戦手続きのため沖縄県伊江島から出発した飛行機のことで、目的地に向かう途中、現在の磐田市の海岸に不時着しました。
それからちょうど78年となる20日、磐田市で行われたのは緑十字機不時着を語り継ぎ、平和について考える会です。
会には緑十字機に搭乗していた軍人の親族や、当時不時着した軍人を支援した市内の住民などが参加。また、緑十字機の出発地点だった伊江村の村長なども出席し、軍人の親族らと記念写真を撮るなどして交流を深めました。
<元外交官 孫埼享(まごさき・うける)さん>
「日本をとりあえず負けた形で戦争をやめたという厳しい選択をされたことが日本の平和につながっていったんだろうと思います」
会の後半では元外交官が講演し、緑十字機がいかに戦後の平和に貢献したかなどを解説しました。