ケルンの23-24新ユニフォームが登場!「初代王者」を讃えるシンプルなレトロデザイン

ドイツ1部のケルンとキットサプライヤーのhummelは7月、2023-24シーズンの新ホームユニフォームを発表した。

1. FC Köln 2023-24 hummel Home

ケルン 2023-24 hummel ホーム ユニフォーム

23-24新ホームユニフォームは、近年では最もシンプルなデザイン。ホワイトを基調に最小限の色使いと装飾に抑えてシンプルであることを強調しているが、この“シンプルさ”にはクラブの歴史を語る上で欠かせない大きな出来事を反映させている。

パンツとソックスもホワイトを基調とし、全身トータルでシンプルなキットが完成。シャツとパンツに配した“赤いシェブロン”がアクセントとして際立つ。

シャツの襟内側にはクラブから2つのメッセージをレタリング。

一つはモットーでもある1. FC KÖLN - SPÜRBAR ANDERS(1. FC ケルン - 唯一無二)。もう一つはレインボーカラーとともに包括性、多様性、差別反対を訴えるLEBE wie du bist (ありのままに生きる)。

後者はいわゆる“ダイバーシティ系”だが、この問題に強い関心を持ちメッセージを発し続けるクラブチームが、ドイツは他国よりも多い印象を受ける。

ホワイトを強調した今回のシンプルなデザイン。これは今から60年前の1963-64シーズンにブンデスリーガを初優勝したチームに敬意を表し、当時のユニフォームをモチーフにしている。ブンデスリーガは1963年に創設され、ケルンはその栄えある初代王者だ。

ケルンに限らず当時は装飾的な要素がほとんど無い、キットカラーのみに焦点をあてたデザインが一般的。左胸のエンブレムですら付かないチームも多かった時代である。

ケルンはこれまで2度のブンデスリーガ優勝を成し遂げている。最初は今回のテーマとなった63-64シーズンで、2度目は奥寺康彦氏が在籍していた77-78シーズンだ。この2度目の優勝シーズンはDFBポカールとの2冠を達成している。

男女チームでは胸のスポンサーが異なり、男子はお馴染みのドイツのスーパーマーケットチェーン「REWE」で、女子はバイエルン・ミュンヘンなどと同じ“デカT”の「ドイツテレコム」。

GKユニフォームは90年代のhummelを象徴するカラフルデザインのユニフォームが復活。EURO1992で奇跡の優勝を遂げたデンマーク代表のGKユニフォームを彷彿とさせる。

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リーグ初優勝60周年を讃える23-24新ホームユニフォームは、クラブ公式オンラインストアやhummelオンラインストアで販売中。日本国内の「ヒュンメル公式オンラインストア」でも購入が可能だ。

レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

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