ハマに大輪6千発、6千人魅了 八戸花火大会(青森県)

多くの観客を沸かせた八戸花火大会=20日、八戸市の館鼻漁港

 八戸花火大会(大会委員会主催)が20日夜、青森県八戸市の館鼻漁港で行われた。約6千発の大輪が夏の夜を彩り、観客約6千人(主催者発表)を魅了した。

 43回目の今年は新型コロナウイルス対策の制限緩和を受け、昨年より客席数を拡充するなどした。

 午後7時に観客のカウントダウンで大会が始まると、豪快なスターマインの打ち上げに大きな歓声が上がった。八戸から世界の平和を願う花火をはじめ、八戸-苫小牧フェリー航路開設50周年や、三陸復興国立公園指定10周年を記念した花火など、14のプログラムが繰り広げられた。周辺には多くの出店が並び、家族連れらでにぎわった。

 十和田市の会社員乗田知(さとり)さん(23)は「海を望むロケーションが良く、花火の迫力も十分で見に来て良かった。こうやってみんな集まり、大きな花火を見る空間にいると、日常が戻ってきていると感じる」と満足そうだった。

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