長崎市内の中学生 平和活動で意見交換 30校から86人発表

平和学習の取り組みを紹介する生徒ら=長崎市平和会館

 長崎市内の中学生による平和学習発表会が18日、同市平野町の市平和会館であった。30校から計86人が参加し、各校の平和活動について意見を交わした。
 生徒たちは10のグループに分かれ、一人ずつ、学校での取り組みを発表。被爆者の講話や被爆遺構巡りのほか、外国語指導助手(ALT)と平和を考える交流会、音楽や紙芝居で平和を発信するなど多様な活動が紹介され、それぞれが熱心にメモを取っていた。各グループには青少年ピースボランティアも加わり、学びを深めた。
 市立琴海中3年の松井歩夢さん(15)は「平和の発信方法など自分たちの学校でやっていないことがたくさんあり、勉強になった」と刺激を受けた様子。長崎南山中3年の升水搖人さん(15)は「(親戚が犠牲になり)戦争の悲惨さは昔から聞いてきた。高校生になっても平和活動を続けていきたい」と話した。

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