だご汁作りに児童ら挑戦 大村・松原「寺子屋塾」

だご汁作りに挑戦する子どもたち=大村市松原本町

 長崎県大村市松原地区の児童らが地域の大人たちを講師に迎え地元の文化などを学ぶ「寺子屋塾」が16日、同市松原本町の旧松屋旅館を拠点に始まった。
 夏休みを使って子どもたちの健全育成に地域を挙げて取り組もうと、町おこし団体「松原宿活性化協議会」(村川一恵会長)が開催し今年で16回目。18日までの3日間、子どもたち計約40人が習字や絵画、生け花やキャンドル作りなどに挑戦したり、地元の歴史を学んだりする。
 初日は松原地区婦人会のメンバーが郷土料理「だご汁」の作り方を教えた。子どもたちは団子をこねたり、ダイコンやニンジンを切ったりして調理に励み、完成しただご汁を参加者全員で昼食に食べた。同市立松原小6年の朝山颯祐君(12)は「団子を作るのは難しかったが、おいしかった。(2日目の)手品教室が楽しみ」と語った。

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