宇都宮で「ニューオリンズジャズフェス」 本場のミュージシャンが観客魅了

出演者と観客が一体となり盛り上がったジャズフェスティバル

 【宇都宮】「ニューオリンズジャズフェスティバルin宇都宮」が20日、市文化会館で開かれ、世界的トランペット奏者で少年時代を市内で過ごした外山喜雄(とやまよしお)さん(79)や、来日した本場ミュージシャンが出演し、観客を魅了した。

 「ジャズのまち宇都宮で本物のジャズを生で楽しんでもらいたい」と、有志による実行委が企画。市内小中学校・高校の希望する児童生徒を無料で招待した。

 「外山喜雄とデキシーセインツ」と、ジャズの原点である米ルイジアナ州ニューオーリンズから来日した「トーマス・フィッシャー&ニューオリンズジャズオールスターズ」が演奏。観客は手拍子でリズムを取りながら、一流の音楽を楽しんだ。最後は出演者と観客が一緒に会場内をパレードして盛り上がった。

 うつのみやジュニアジャズオーケストラで活動する瑞穂野中1年岡田和果奈(おかだわかな)さん(13)は「音がきれいで会場の盛り上げ方もすごく上手。勉強になりました」。企画した実行委の長岡町宮坂愛子(みやさかあいこ)さん(72)は「ジャズのまちの皆さんに楽しんでもらえてうれしい」と話していた。

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