全国高校総体(インターハイ)第30日は20日、北海道立野幌総合運動公園プールなどで3競技が行われた。県勢は競泳で男女2種目に出場したが決勝には進めなかった。バドミントンの男女のシングルスはいずれも1、2回戦で敗退した。
このほか、競泳女子400メートル個人メドレーで山形五中出の長岡海涼(東北)が、4分45秒25で3位となった。
姉のVも刺激「来年は頂点」
○…狙っていた表彰台に立ち、スタンドに手を振って相好を崩した。競泳の女子400メートル個人メドレーで長岡海涼(東北・山形五中出)は、終盤に猛追を見せ3位でフィニッシュ。記録は4分45秒25で自己ベストを1秒27更新し、成長ぶりを示した。
予選順位は全体4位。スタートで出遅れたという。決勝は修正を図り、スタート音への反応はトップで発進。バタフライは5番手、続く背泳ぎの途中では7番手となったが「粘る」と動じなかった。
後半に勝負をかけた。200メートル時点で5番手に上げ、その後の平泳ぎでは4番手に浮上した。うまく水を捉え「いつもより進めている手応えを感じた」。自信を持つ最後の自由形で3位に食い込んだ。
17日の200メートル個人メドレーは2位で、再び上位に入ったが、1年生は「上には上がいる」と感じた。18日に姉の愛海(山形商)が100メートル背泳ぎで優勝したこともあり、大きな刺激を受けた初めてのインターハイ。「来年は表彰台の一番上に立つ」と意気込み、実現へ「背泳ぎでスピードに乗せていく」と冷静に課題を見つめた。