アレフ、公安審の聴取を欠席 施設使用制限の継続請求で

 オウム真理教の主流派の後継団体「アレフ」に対し、公安調査庁が団体規制法に基づき、全国13施設の使用を制限するなどとした再発防止処分を6カ月継続するよう請求したことを受け、公安審査委員会は21日、意見聴取手続きを実施したが、アレフ側は欠席した。出頭に代わる陳述書や証拠書類の提出もなかった。

 現在の処分の期限は9月20日までで、公安審は9月上旬をめどに処分の継続を判断する見通し。

 公安審は3月、団体規制法で義務付けられた活動状況の報告が不十分だとし、アレフに初の再発防止処分を決定。13施設の全部または一部の使用、布施を含む金品などの受け取りを6カ月禁じた。

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