ユベントスが3発快勝で今季白星発進! 名門再建への第一歩にキエーザ「今日のようなプレーで高みへ」

[写真:Getty Images]

ユベントスが名門再建への足がかりとなる勝利を手にした。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

ユベントスは20日、セリエA第1節でウディネーゼとアウェイで対戦。開始2分にFWフェデリコ・キエーザが先制弾を叩き込むと、20分にはFWドゥシャン・ヴラホビッチがPKを沈め、45+3分にはMFアドリアン・ラビオにもゴールが生まれた。

後半のさらなる追加点こそ訪れずも、前半の3点リードを最後まで保って0-3と完勝に。今シーズンは不正会計問題の影響で欧州の舞台にすら立てず、財政難によって移籍市場でもほとんど成果を出せていないユベントスだが、名門再建への足がかりとなる勝ち点「3」を確保した。

数少ないイタリア人主力選手の1人という立場で先制ゴールを記録したキエーザは試合後、『DAZN』のインタビューで「特に前半は素晴らしい出来だった」と90分間を振り返り、今シーズンの最終目標も明確にした。

「僕たちは今日のようなプレーで高みを目指さなくてはいけない。現代サッカーには確固たるプレーの原則がある。後ろに閉じこもっててはいけないし、積極的に行動するべきだ。今日はそれを証明できたんじゃないだろうか。監督が言っていたように今季の目標はチャンピオンズリーグ(CL)出場権の確保だよ」

また、加入2年目の開幕戦でフル出場したDFブレーメルも試合後にインスタグラムを更新し、「僕たちはこの数週間で多くの準備を重ねてきた。良いスタートを切ることが一番最初の目標だったからね。いつもサポートしてくれてありがとう」とユベンティーノへの感謝を綴った。

今夏の補強がうまくいっていないユベントスだが、そうなると期待できるのは今いる選手たち。カルチョの全盛期を彩った偉大な父親から才能を譲り受けたキエーザ、ユベントスの壁となるべき男ブレーメル…老貴婦人の逆襲が始まった。

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