静かで快適な走行体感 宇都宮市がLRT試乗会 報道関係者50人乗車

報道関係者向け試乗会ですれ違うLRT=21日午前9時40分、宇都宮市峰1丁目(代表撮影)

 次世代型路面電車(LRT)の26日開業を前に、宇都宮市は21日、メディア向け試乗会を現地で開いた。報道関係者約50人が参加し、騒音や振動が少なく、静かで快適な走行を体感した。

 LRTは市と芳賀町を結ぶ14.6キロ。試乗会は、運行会社宇都宮ライトレールが実施する習熟運転中の車両を活用。同市内の平石停留場から起点の宇都宮駅東口、終点の芳賀・高根沢工業団地などへ走行した。

 「ライトライン」が愛称の車両は、本県名物の雷を黄色で表現。内装も伝統工芸の「宮染め」や市特産の「大谷石」などをイメージし、地域色を演出した。

 市の担当者は「関係者向け試乗会の反応はいい。開業後はぜひ一般の方にも乗車してほしい」と呼びかけている。

 開業当日は午前10時から、開業式や発車式、パレードなどを同駅東口周辺で実施。主要停留場や沿線でもさまざまな祝賀イベントが開かれる。一般運行は午後3時開始の予定。

報道関係者向け試乗会でJR宇都宮駅東口を走るLRT=21日午前9時35分、宇都宮市東宿郷2丁目(代表撮影)

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