逮捕の小児科医 診察時間終了後に犯行か…数年前から診察中にわいせつ行為を繰り返していた疑い(静岡県)

10代の女性患者にわいせつな行為をした疑いで、中東遠総合医療センターの小児科医の男が逮捕された事件で、男は、数年前から診察中にわいせつな行為を繰り返していたとみられることがわかりました。

警察によりますと、中東遠総合医療センターの容疑者の医師は、2022年3月、10代前半の女性患者にわいせつな行為をした疑いがもたれています。容疑者は7月、別の10代女性への準強制わいせつの疑いで逮捕され、その後、警察の調べに対し「診察中に複数回わいせつ行為をした」などと供述したことから、再逮捕に至ったということです。また、捜査関係者への取材で、容疑者が数年前から診察中にわいせつな行為を繰り返していたとみられることが新たにわかりました。容疑者のスマートフォンには、複数の患者がわいせつ被害に遭っている様子の動画が残されていたということです。容疑者は現在、警察の調べに対し黙秘していて、警察が事件の全容解明を進めています。

容疑者の医師は、8年前の2015年から中東遠総合医療センターの小児科で勤務し、2023年4月から「診療部長」を務めていました。しかし、就任してわずか4か月足らずで、10代の女性患者への準強制わいせつの容疑で逮捕。8月17日には、10代前半の女性患者への強制わいせつの疑いで再逮捕されました。捜査関係者によりますと、容疑者は診察時間が終わった午後6時以降に犯行を重ねていたとみられます。中東遠総合医療センターは、容疑者の逮捕をうけ「午後6時以降に医師が診察を行う場合は、周囲の目が届くよう配慮する」と話しています。

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