【ガソリン高騰】値上がり続くなかプロが教える燃費を抑える“節約術”とは?(静岡県)

ガソリンの平均価格は1リットルあたり182円に迫るなど、値上がりが続いています。暑い日が続く中、車を使わないわけにはいかないという人も多いと思いますが、プロが教えるガソリンの節約術とは?

経済産業省によりますと、8月14日時点の静岡県内のガソリンの平均価格は181.7円でした。これで13週連続で値上がりしたことになり、3か月前と比べると15円も高くなっています。ただ、夏休みシーズンが続く中、車を使わないわけにはいかないという人も多いようです。

(70代)

「高くて大変、なるべく近場で済ます、遠出は我慢する、どのくらい値上がりするか分からない」

ガソリンの給油についても考え方はさまざまです。

(40代)

「大雨で高速が止まり、残りが少なかったので給油しようとガソリンスタンドへ、供給が滞っているので、20リットル限定で給油した。必要なものなので気にせず給油している」

(40代)

「安いところで給油する、5分くらい待つ、安い店で満タンにする」

政府が石油元売り会社に支給する補助金を、段階的に縮小していることや、円安が進行していることから、高騰しているガソリン価格。家計を圧迫する中、燃費を抑える運転方法について、JAFの担当者に聞きました。ポイントは、車を発進させるときの“ふんわりアクセル”です。

(JAF静岡支部事業課 望月 滋 課長)

「車は簡単に走っているように見えても、1トン~1トン半くらいの重さがある。重たい車を止まっている状態から動かすのは、多くのエネルギーを使う、発進時に少しでもアクセルを踏む量を減らせば、燃費の向上につながる」

約5秒かけて時速20キロぐらいになると燃費が向上。急な加速を減らすことや、タイヤの空気圧を適正に保つことも大切だといいます。また、暑い夏にドライバーを悩ませるのが、高温の車内です。素早く車内の温度を下げるためには、どうすればいいのでしょうか?

車内に設置した温度計の温度は43℃でしたが…

(JAF静岡支部事業課 望月 滋 課長)

「車に乗ったら、エンジンをかけてエアコンをつける」

まず、車内のエアコンを“最低温度”に設定します。

(JAF静岡支部事業課 望月 滋 課長)

「(エアコンの)設定温度は一番低い状態にしてください、エアコンの設定温度が20度、25度だと、冷たい風に暖かい風を混ぜた(車内)温度になるので、エアコンの能力を最大限生かすため、一番低い温度にして下さい」

さらに、エアコンをつけたら窓を全開に…

(JAF静岡支部事業課 望月 滋 課長)

「この状態になったら走行をして下さい、走行することで(車内の)熱気を出すことができる「2分から3分ほど走ると、外の温度より車内のほうが涼しくなる、そのタイミングで外気導入から内気循環に変えるため、窓を閉める」

車を走らせてから10分後には、車内の温度は31度まで下がりました。ただ、チャイルドシートを設置している場合は、金具や座る部分が高温のままになっていることがあるので、注意が必要です。ガソリン価格の高騰が続く中、燃費を抑える“節約術”を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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