広島の食材 中華料理で腕を競う G7首脳も味わった豚肉「瀬戸もみじ」で創作 若手料理人を育成

若手の料理人を育成することが目的です。広島の食材を使った中華料理コンクールが開かれました。

坂本可織 記者
「広島県産の豚肉、そして野菜が使われた色とりどりのさまざまな料理が並びます」

「青年部料理コンクール」は、日本中国料理協会が広島の食文化を継承し、若手の料理人を育成しようと10年前から開かれています。

中国地方のホテルや中華料理店で働く30代までの若手料理人10人が参加。今回は、G7広島サミットでも振る舞われた広島県産の豚肉「瀬戸もみじ」を使い、アイデア料理の腕を競いました。

審査の結果、金賞に選ばれたのは、リーガロイヤルホテル広島のチャイニーズダイニングリュウで働く 堀ひなた さんの料理です。

その名も「豚バラ肉と無花果の祇園パセリソースがけパイ生地添え」。

豚肉の「瀬戸もみじ」や尾道のイチジクをパイ生地で包みました。さらに堀さんの地元・安佐南区の祇園のパセリを使った特性のソースをかけて、風味や見た目にかなりこだわったといいます。

リーガロイヤルホテル広島 チャイニーズダイニングリュウ 堀ひなた さん
「中華が若い子になかなか、なじみのない部分があり、もっと同年代、男女問わず、よさを知ってほしい」

坂本可織 記者
「いただきます! 豚肉のうま味といちじくの甘さ、パセリの風味がとっても合っていて、おいしいです」

広島食肉市場肉豚出荷組合 日野光総 代表
「料理人さんごとの発想をきかせて素材を生かした、いい意味で素材を裏切る味にしてもらっていたと思う」

入賞した料理のレシピは日本中国料理協会に提供され、市内の中華料理店などで販売される予定だということです。

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