チェルシーの低迷はいつまで…スターリングが3失点黒星に肩落とす 「なんとかなりそうな雰囲気が…」

[写真:Getty Images]

チェルシーのイングランド代表FWラヒーム・スターリングがウェストハム戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

チェルシーは20日、プレミアリーグ第2節でウェストハムとアウェイで対戦。開始7分にCKから先制点を献上するも、28分にMFカーニー・チュクエメカが巧みなドリブルからコントロールショットを突き刺し、前半を1-1で終える。

このまま逆転といきたかったが、53分にDFアクセル・ディザジのやや中途半端なパスがカットされ、最後はウェストハムのFWマイケル・アントニオに弾丸シュートを叩き込まれる。終了間際にもPKで被弾したチェルシーは1-3の敗戦となった。

フル出場したスターリングは随所で切れ味鋭いドリブル突破を見せ、PKも獲得したが、すべてゴールには直結せず。一方で、新戦力DFディザジのパスから2失点目を招き、デビュー戦となったMFモイセス・カイセドはあまりに軽率なタックルでPKを献上。3失点目を招いた。スターリングは「受け入れ難い敗戦」と肩を落とす。

「チャンスをモノにしなくてはならない。そうでないと、自分たちに跳ね返ってくるのがプレミアリーグだ。今回は(アウェイで)観客のプッシュもすごかった」

「試合の大部分をコントロールできていたのは見ての通りだし、チームのフィジカル状態もとても良くなってる。ただ、チャンスもあって、なんとかなりそうな雰囲気がありながらも、やるべきことを全うできなかったと言えるだろう」

「プレーを見返して良いチームの構築に努め続けるべきだ。負けても良いサッカーができることはある。これを将来に向けての踏み台にしなくてはならない」

また、落胆を隠せないスターリングもこの一戦ではマン・オブ・ザ・マッチに。昨シーズンは決して期待通りのパフォーマンスを披露できたとは言い難いが、「プレシーズンから本来あるべきレベルに戻そうと努力してきた。常にダイナミックにプレーしたい」などと懸命に前を向いた。

開幕2試合未勝利となったチェルシー。昇格組ルートン・タウンとの次節でマウリシオ・ポチェッティーノ新監督に初白星をプレゼントしたいところだ。

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