【カンボジア】ラオスとのQRコード決済、18日から始動[金融]

カンボジア国立銀行(中央銀行)は18日、ラオス中央銀行と共同でQRコードによる越境決済サービスを開始したと発表した。地場大手商業銀行アクレダ銀行やラオスの商業銀行5行が決済業務を手がける。21日付地元各紙が伝えた。

両中銀がそれぞれ導入した決済用QRコードの国内統一規格「KHQR」と「LAOQR」を通じて越境決済を行う。アクレダ銀とラオスの商銀5行にカンボジアの通貨リエルまたはラオスの通貨キープ建ての普通預金口座を持つ人やモバイルバンキングサービスの利用者が対象だ。

アクレダ銀は、ラオスで数千に上る業者がQRコードによる越境決済サービスを導入すると予想している。

両国による越境決済はまず、ラオスで運用が始まるようだ。カンボジア人が利用する場合、取引1件当たり約100リエル(約3.5円)または500キープ(約3.7円)がアクレダ銀のリエル建て普通預金口座から引き落とされ、今回の決済サービスに参加するラオスの商業銀行5行のいずれかに手数料として支払われる予定だ。

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