退場のアーセナル冨安、わずか8秒で時間稼ぎのイエローカード…アルテタ監督は「ストップウォッチがいるかも」  

アーセナルDF冨安健洋は、22日に行われたクリスタル・パレス戦でまさかの退場を宣告された。

左サイドバックとして先発起用された冨安は、後半15分に時間稼ぎに該当するプレーで1枚目のイエローカードを貰うと、後半22分には相手FWジョーダン・アユーを倒したとして2枚目を提示されている。

1枚目(動画4分51秒から)と2枚目を提示されたシーンがこちら(動画5分40秒から)。

相手FWを掴んだとされる2枚目の判定は厳しすぎると物議を醸している。

また、今季からは時間稼ぎにあたる行為にはすぐさま警告が出されるようになったが、その新ルールも話題になっているようだ。

冨安はスローインを投げるまでにボールを持っていた時間はわずか8秒だったが、イエローカードを提示されていたのだ。

試合後、ミケル・アルテタ監督は、BBCのインタビューでこう述べていた。

「これが基準だ。どれくらいの長さだったのかは分からない。

(23秒だったと聞かされるも)そうではなかった。8秒だったと思う。

ストップウォッチを持ってプレーしなければいけないかもしれない。

まぁいいさ、試合に勝った。ハッピーだ」

8秒で時間稼ぎをとられるなら、ストップウォッチを持たなければいけないかもしれないとのこと。

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一方、パレスのロイ・ホジソン監督は「こういうものだ。以前にも言ったように、ルールや考え方は、我々があまり多くを語れるものではないし、それらと共存することを学ばなければならない。私自身もそうだったので、アーセナルの不満は理解できる」と述べていた。

また、アーセナルMFデクラン・ライスは、『Sky Sports』の試合後インタビューで、「シーズン最初にレフェリーミーティングがあり、彼らから新しいルールの説明をされる。時間稼ぎをすれば、イエローカードを貰うことは分かっている。でも、最後のアディショナルタイムはフラストレーションになりえる」とコメント。なお、後半のアディショナルタイムは7分だった。

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