佐伯豊南高家庭部の4人が創作料理の全国、九州大会へ 「佐伯の魅力を発信」【大分県】

全国、九州大会に向け張り切る(左から)野下花音さん、日野鈴菜さん、疋田凜桜さん、宮崎心夢さん=佐伯市鶴望の佐伯豊南高

 【佐伯】佐伯市の佐伯豊南高家庭部の生徒が創作料理の全国、九州大会に出場する。3年の疋田凜桜(りおん)さん(17)と宮崎心夢(このん)さん(18)、2年の日野鈴菜(れいな)さん(17)と野下花音(かのん)さん(16)。自慢のオリジナルメニューで「佐伯の魅力を発信したい」と張り切っている。

 疋田さんと宮崎さんは全国予選を兼ねた第12回ご当地絶品うまいもん甲子園の九州選抜大会(27日、福岡市)、日野さんと野下さんは第9回高校生対抗レシピコンテスト鉄板焼甲子園(9月24日、静岡市)に臨む。

 疋田・宮崎ペアは地元の養殖ブリの唐揚げと韓国屋台メニューを組み合わせた「ヤンニョムぶり!ホットク」で、同校として4年ぶりの全国を目指す。

 コチュジャンベースのヤンニョムであえた一口サイズのブリ唐揚げなどを強力粉、白玉粉で作ったホットクで包んで焼いた料理。昨年9月の台風14号で大きな被害に遭った養殖ブリを「なんとかしたい」という思いなどから考案した。

 2人は「粉の分量など試行錯誤しながら、破れず、もちもちの食感を楽しめるようにした。大会では料理の盛り方なども工夫する」と抱負。

 日野・野下ペアはマレーシアの焼きそばをアレンジした「佐伯ホッケンミー」で全国に挑む。麺にゆでうどんを使い、乾シイタケの戻し汁、しょうゆなどと地元産のイカ、ニラなどを煮詰めたもの。シイタケの風味を生かしながら味の変化も楽しんでもらおうと、ゆずこしょう入りのソースも添える。

 書類選考を通過した22校によるオンライン審査で、静岡県外枠5校に入った。2人は「大分の食材をより感じられるよう心がけた。魅力を伝えられれば」と話している。

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