21日の岩手県内、落雷・倒木で停電 大気が不安定、局地的に雨

発達した積乱雲。雲の下は土砂降りだった=21日午後5時、花巻市横志田

 21日の県内は高気圧に覆われて晴れたが、気圧の谷や湿った暖気の影響で大気の状態が不安定になり、局地的に激しい雨が降った。東北電力ネットワーク岩手支社によると、花巻、岩泉、二戸の3市町で落雷や倒木で高圧線が断線し、最大2306戸が停電した。

 花巻市からは午後5時ごろ、北の空に発達した積乱雲が見られた。雲の下にある紫波町彦部は、土砂降りだった。

 1時間降水量の最大値は花巻・大迫20.0ミリ、八幡平・荒屋16.5ミリなど。

 停電は花巻市が湯口と太田で最大808戸、岩泉町が大川と釜津田で最大668戸、二戸市が石切所と福岡で最大830戸。いずれも同日中に復旧した。

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